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くうや  しょうにん

空也 上人とは (902年~972年)

お釈迦様の教えを基軸にして、日本で最初に多くの人々に慈悲行を実践した第一人者
​それまでの仏教は、皇族や権力者のものでした。
よって官より、日本初の*上人(しょうにん)と呼ばれた人でもありました。
自らを捨てて、他の為に尽くす。日本仏教史上最高峰に位置する人物であろうと考えます。
*上人(しょうにん) 

仏教における高僧への敬称であり称号。智徳を備えた人物に対して敬意を払ったもの。

こうした用い方をされた僧侶の初めは空也(くうや)であると言われている。

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空也上人像 

仏師:木場一如作  正慧寺安置

したい   はっしょうどう

四諦・八正道とは

・仏による教え(仏法)

・仏陀になるための教え(仏道)

・仏とは 

    ①仏陀:眼(まなこ)ある人 →目覚めた人 →覚者 →悟道者(と、遠のいて行く)

  ②如来:象徴的存在、大乗仏教の世界(釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来、薬師如来など)

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四諦(諦は真理)

①苦諦(くたい)・・・この世は苦しみに満ちている。

           四苦(生・老・病・死)

                                 八苦(四苦+愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦)

②集諦(じったい)・・苦がどうやって生ずるか、その原因をたどっていく。

③滅諦(めったい)・・苦の原因たる執着心の働きを滅すれば苦から解放される。

​④道諦(どうたい)・・滅諦を達成するのが八正道である。

​八正道

①正見(しょうけん)・・・・・・・正しく見て、正しい見解に立つ  

②正思(しょうし)・・・・・・・・正しく志向する。      

③正語(しょうご)・・・・・・・・正しい言葉を使う。       

​④正業(しょうごう)・・・・・・・正しい行いをする。      

⑤正命(しょうみょう)・・・・・・正しい生活をする。

⑥正精進(しょうしょうじん)・・・正しい努力をする。

⑦正念(しょうねん)・・・・・・・正しい気づき

⑧正定(しょうじょう)・・・・・・正しい精神統一

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